TYPE-1 '64年式までのリアブレーキドラムに備わるスティール製のオイルディフレクターです。リアブレーキドラム内のホイールベアリングはベアリングキャップでカバーされ、リアアクスルシールによってトランスミッションオイルが漏れない様にシーリングされています。TYPE-1 '64年式は更にこのオイルディフレクターが備わり、リアアクスルシャフトからもしトランスミッションオイルが出てきても、遠心力によってリアブレーキドラムの外側へ排出される仕組みになっています('65年式以降はベアリングキャップにオイルの逃げが設けられていてバッキングプレートの裏側に排出される様になっています)。しかし、リアブレーキドラムを外した際や交換した際にこのオイルディフレクターが外されてしまう事があり、付いていない車両が多く見られますので、是非新品を装着して下さい。なお、社外のブレーキドラムの場合、オイルディフレクターのタブを引っ掛ける為の穴やパイプを差し込む穴が埋められている事がありますので、その際は穴あけ加工が必要です。